◆10番(
神山栄夫) おはようございます。
会派公明党を代表して質問いたします。10番、
神山栄夫。 あと数週間でオリンピックが始まろうとしています。月日のたつのは早いもので、平成12年もあとわずかとなり、21世紀に入る足音が聞こえてくるようなときになりました。そこで、印西市の平成13年、西暦2001年に向かって、印西市の市長である
海老原市長が
施政方針を示されました。まず、それから質問に入りたいと思います。 1.平成12年第2回
印西市議会臨時会に於いてこれから21世紀に向かう市長の
施政方針が示され、重責の一端を伺いました。新世紀にふさわしい新たな印西の時代を実現するため、10カ年
基本計画の策定と、その遂行に全力投入することが、私の責務であると決意を話されました。今9月の定例会に「
基本構想」が上程され議決を得ることになりますが、「
実施計画」と異なり、
ビジョン的要素を含んでいるため、具体性に欠けているのはやむを得ないと考えます。 そこで市長の方針に「従来の全国画一的な
まちづくりでなく、より一層
オンリーワンの
街づくりに取り組んでいる必要性があると認識しております」と言うことですが、そこで①、今迄の定例会に於いて、再三印西に特徴ある目玉となるものをと、他の行政の例を出し、その都度検討と研究をさせていただくで終わっていますが、市長の
オンリーワンを、どう考えているのでしょうか。印西市の特徴を出すのも首長の責任と考えますが。 ②
千葉ニュータウンの
事業計画は、平成16年3月31日までとなっており、事業等の見直しが開始されており本市の一番大きく関係するところです。市役所内に
検討委員会が設置されていますが、設置以来、何回開かれ、その内容は、また
構成メンバーを教えてください。
③ 市長選のキャッチフレーズに「ダイナミックとしなやかに」と「大胆できめ細かい市政をめざします」とあります。また、
施政方針で「21世紀は
地方分権のもと、新しい価値観を持ち、大胆できめの細かい市政の運営をしていかなければならない」と決意を話されました。そこで、(ア)市長の新しい価値観とは、どのようなものですか。(イ)大胆でという市政と、きめ細かい市政の市長の考えと内容をお伺いします。 2.21世紀の国民生活はIT(
情報通信技術)革命に大きく変貌するものと期待されています。暮らしの上では、盲導犬や
カーナビ機能が腕時計の中に込められたり、喉のごく微細な動きで声の出る
携帯スピーカーや、また手話の動きがそのまま声となって相手に伝えられる。これら身障者の人たちが健常者と同じよう就業機会が確保できるために
情報機器が活用出来たら。また、欲しいものがいつでも電子取引によって注文でき、支払いもまた出来る。家庭でも外出先でも、こうした、いつでもどこでも、誰でもが、易しく使え、
情報入手やコミュニケーションができる、そんな暮らしが実現する社会。 また政治や行政、裁判などについても、長期的な視点から考えたとき、在宅投票の実現や、世論を二分するようなテーマへの意見表明なども瞬時に集計できる、そんな事態も遠くないと思います。さらには引っ越しや免許証、住民票などの
申請手続きが在宅のままで可能になる。 経済社会では、製品設計やシミュレーションから製造段階までの全過程で、また商取引のかなりの部分が
電子情報によって行われ、様々なコストの低減と生産性の向上、
企業組織の改変、
流通改革等が行われ、構造的な改革が進むと思われます。 このように、IT(
情報通信技術)革命は、かつての産業革命や交通手段の発達、また電話・TV等に比べても、一層大きく生活を激変させる社会的な大変革となります。しかしそれは、便利さや多様性をもたらす一方で、生活において国民が明確に意識していかなければ、いつの間にか人間が
情報機器に振り回されかねないという、まさに主客が転倒した事態を招きかねません。 そこで、① 市長のITに関する施策と、考えを伺います。
② 教育長のITに関する施策と、考えを伺います。 3.市長の
施政方針の中に、「公序・互助・自助」の考えで、市民と行政が知恵を出し合い、実行していくことが大変重要になってくる」と話されました。そこで、
市民参加による、公園等の
管理作業を行政と協定書を結び、より良い効果を上げている市があります。
自分たちの住む近隣の公園等を清潔にし、楽しみながら管理していく。当市も即実施したらと思いますが。 4.
行政改革について 今中央省庁で統・廃合の作業が急ピッチで進んでいます。とかく
地方自治も担当が多く判りにくくなって居り、市民がとまどっています。
地方分権も21世紀の大革命として、大きな課題であり、合理化して
市民サービスを向上し、職員のやりがいのある職場をつくなければ、決して
サービスに連ならないと考えます。 ① 統・廃合して、合理化の考えと、計画は。 ② 平成13年度の
採用職員数(各課)。また退職予定を含め、職員数は。 ③ 人口に相当した職員数の規定があるか。 5.市が、補助金、助成金を出している団体等に廃止または減額等の見直しを行っているのか、また考えを伺います。 以上、よろしくお願いします。
○議長(河内保) 市長。 〔市長、登壇〕
◎市長(
海老原栄) それでは、
神山栄夫議員のご質問にお答えを申し上げます。 質問1の
①、オンリーワンをどう考えるかについてお答えをいたします。これからの行政は、国、県主導による画一的な
まちづくりから、
地方分権一括法の施行により自治体の
自己改革が求められ、それぞれの自治体の特徴を生かし、独自性に富んだ運営が重要となると考えております。人と人とのかかわりが薄れていく中、相手を思いやる心を大切にし、利便性を追い求める余り失われてきた自然の大切さを見直し、大量生産、大量消費、大量廃棄の世の中で物の大切さを考え直すことを、市民と行政がともに考え、ともに働ける
まちづくりを進めることが
オンリーワンの
まちづくりであると考えております。すなわち
オンリーワンとは、市民だれもがこのまちが1番と思えるまちにしていくことだと思っております。市民の参加、協力を得て自助、互助、公助の考えのもと、互いに知恵を出し合い、実行していくことが重要になってくるものと考えております。 1の②の市役所内の
ニュータウン事業見直し検討委員会の質問についてをお答え申し上げます。
千葉ニュータウン事業計画の見直しにつきましては、市の
まちづくりに与える影響が多大であります。このことから、
新住事業者に対しまして市の意向を明確に提示し、反映させるべく、去る6月26日に市役所内の
関係職員で
千葉ニュータウン事業見直し検討委員会を設置をしまして、検討を行っております。開催回数につきましては、今までに6回開催をしております。 なお、内容につきましては、人口、
戸数フレームの見直し、当初の計画では1戸当たりの人口を約3.86人と設定しておりましたが、特に近年の
少子化傾向は著しく、入居実態はこれを大きく下回っておりますので、現実に即した見直しを行っております。
住宅用地につきましては、需要動向を踏まえ、
集合住宅用地の一部を需要の多い
独立住宅用地に転換し、
バリアフリー等の付加価値をつけて入居促進を図っていけるよう検討を行っております。なお、人口、
戸数フレームの見直しに伴い、小・中学校の必要数の見直しを行うとともに、
公共公益施設の配置についても検討を行っております。 また、
構成メンバーにつきましては、元橋助役を委員長とする
千葉ニュータウン事業見直しに関係する課より関係係長以上の者13名で構成をされております。 1の③の(ア)の新しい価値観とはどのようなものかというご質問について、お答えをいたします。私はこれからの
まちづくりには、物質的、経済的な豊かさ、まちのにぎわいの創出を目指した
都市的環境の整備だけではなく、美しい自然環境、恵まれた生活や人生の充実感など、精神的な豊かさの充実に配慮した
まちづくりが特に重要であると考えております。つまり
施政方針の中で申し上げました新しい価値観とは、
市民生活の中で心の豊かさ、幸せを実感できる
まちづくりを目指す価値観であると私は認識をしております。 次に、(イ)の大胆できめ細かい市政と内容はというご質問ですが、当市におきましても
バブル経済の崩壊以降、
千葉ニュータウンの人口が伸び悩み、財政事情は厳しい状況が続いております。今後におきましても、
各種事業を実施するに当たっては、優先順位をつけ、事業の選択を図っていかなければならないと考えております。そして、新たな
基本構想の六つの柱の
まちづくりを自助・互助・公助のもと、真に市民に必要なものに効果的に手厚い行政を実施していければと願っております。それが大胆できめ細かい市政であると認識をしております。内容につきましては、あれもこれもではなく、あれかこれかの視点で
行政評価システム等も検討しながら、
基本計画、
実施計画の策定の中で進めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 2の①の市長のITに関する施策と考えについてお答えをいたします。現在の社会における情報化は目覚ましい勢いで進展をしております。
情報インフラの整備も、行政、民間を問わず急速に行われております。また、企業活動や住民生活の領域では、高度で多様な
情報通信サービスを享受できる環境が整いつつあり、
行政活動もこれらの動きに対応した
サービスの質的向上が求められていることも十分認識をしておるところでございます。これらを踏まえ、現在市におきましては
行政内部の
情報共有化、事務の効率化を図るため、
庁内情報ネットワークの整備を進める一方、市民の
情報提供を図るため印西市
ホームページの開設を準備しております。当市にとって初めてのことである
ホームページの開設は、ご承知のように本年度中に運用を予定しております。当初は
行政案内等の
情報提供となりますが、
先進事例等技術を参考に、その他の情報や
意見交換等の場所提供などができるように、開設後も順次環境の整備を図っていく予定でございます。また、
庁内情報ネットワークの整備と並行して、来年度から
文書管理システムの導入準備を始めます。これは将来的な
ペーパーレス化に向けた準備であり、他の
先進自治体を参考に進めてまいりたいと思っております。 なお、IT革命は急速に進展しており、新たな
活用方法も次々に生まれてくることと思われますので、今後は
モニター制度や懇談会などの設置等についても検討しながら、また国の
住民基本台帳ネットワーク、電子政府などの施策も視野に入れ、今後のIT、
情報技術の有効的な
活用方法を研究し、これからの印西市の
行政運営に生かしてまいりたいと考えております。 ②のITに関する施策と考えについては、教育長から答弁をいたします。 3の
自分たちの住む近隣の公園等を清潔にし、楽しみながら管理していくことについてをお答えをいたします。
都市公園等の管理については、より快適に、より楽しく利用できる
環境づくりとともに、
地域コミュニティ等の形成の場としての
公園利用の活用化を図るため、利用者の多様なニーズを尊重し、進めていかなければならないと考えております。このため、
都市公園の管理のあり方については、利用の促進の方策や柔軟な
管理運営体制、
維持管理の
効率化等を先駆的に取り組んでいる事例等を参考にしながら、市民と行政が互いに知恵を出し合い、それぞれの地域の特色や利用者の多様なニーズを踏まえた上で、地域に密着した身近な
公園管理が実施可能な方法を検討していきたいと考えております。 4の①、統廃合して合理化の考えと計画についてお答えします。市の
組織機構の見直しに関しては、
行政改革大綱の中でも
具体的検討事項として挙げられており、毎年年度当初に
行政組織等のヒアリングを実施しているところでございます。また、今年度は5月に
行政組織等見直し検討委員会を設置し、
政策形成機能を高めた簡素で効率的な
組織形成に向け、既に5回の
検討委員会を開催しております。現在のところ企画部門の強化、充実を柱として、各
事務事業を精査しておるところでございまして、新年度に向けより一層の
行政サービスの向上が図られるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、4の②、平成13年度の
採用職員数についてお答えをいたします。平成13年度の
市職員採用予定としましては、
地方分権による建築確認及び
建築指導等が市独自の事務として近い将来千葉県から移譲されますので、これに伴って建築職を1名程度、また
定年退職者の補充として事務職及び保育士を若干名採用する予定でございます。 最後に、4の③の人口に相当した職員数の規定についてお答えをいたします。人口に相当した職員数につきましては具体的な規定はございませんので、県内市部の平均値を参照にしますと、ほぼ平均的な職員数で推移をしております。また、自治省が実施をしている調査の中に、全国の
地方公共団体を人口や産業構造により分類した類型による
自治体比較がございます。これによりましても、当市はほぼ平均的な職員数で推移をしております。しかしながら、
地方分権や高まる
行政ニーズに対応していくためには、
事務事業の見直し、
効率的組織運営など増員を極力抑えた
定員管理を徹底し、
行政サービスの向上に努めていきたいと考えております。 5の市の補助金、助成金の見直し、またはその考えについてお答えをいたします。このことにつきましては、平成12年度第2回定例会において、新政会、瀧田議員の
代表質問でお答えをしておりますが、その後の状況を加えてお答えをいたします。
補助金等につきましては、平成12年度予算の作成に際し、印西市
補助金等交付規則及び印西市における
補助金等の
見直し指針に基づき、査定を実施いたしました。その結果、
補助団体等の統合により廃止されたものは9件、単年度限りの補助であったため自動的に廃止になったもの3件、国、県等の補助金と合算支給されていたものが制度廃止によりなくなったものが5件、補助金から市会計の直接経費に組み替えたものが2件、補助目的の終了により廃止されたものが7件、補助金充当事業の見直しにより減額されたものが38件でございます。計64件。 次に、その考え方についてでございますが、補助目的の公共性、公金補助の妥当性及び適法性の確保、事業費補助の原則並びに自助・互助・公助を原則とし、見直し実務の具体的視点といたしましては、収入における自主財源の割合、補助金の不用額の処理方法、事業費に占める食糧費、視察研修費の割合と執行状況、補助金による手段以外の方法の検討など重点に審査をしております。また、第2回定例会において瀧田議員にお答えをいたしました、補助金の決算審査を実施いたしました。対象補助金22件、期間は7月31日から8月4日でございます。今後とも補助金に対しましては、予算編成、決算審査を通じて執行管理の徹底を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(河内保) 教育長。 〔教育長、登壇〕
◎教育長(武藤喜正) 神山議員の②のITに関する施策と考えについてお答えいたします。 高度情報化社会の進展は、大きな社会の趨勢であり、学校教育担当者としてこのことと教育がどうかかわるかについて考え、実際にどう対応していったらよいのかということは重要な課題であると考えております。近年の情報関連科学技術の発展は目覚ましく、特にコンピューターの発展は著しいものがあります。それが産業にも応用され、生活面にも普及しております。また、産業構造の中では、第3次産業や情報産業の需要をますます大きくしていくものと考えます。このような社会の中に生きていくためには、コンピューターの機能、役割の理解、操作など情報処理科学処理技術の基礎を習得することが必要不可欠であります。しかしながら、これだけ情報量が飛躍的に増加している社会の中で、人々がそのすべてを理解し、身につけることは難しく、また学校で習得した技術や知識だけで生涯を過ごすことも困難になってきております。 義務教育である小・中学校においては、児童生徒の発達段階に即してこの分野の教育を進めていくことが必要であると考えています。このため印西市の小・中学校では、児童生徒が基礎的、基本的操作になれるとともに、情報に触れる機会を十分持てるように、来年度中にすべての学校に新たなコンピューターの設置とインターネットを接続し、授業で活用できる環境を整備する予定でおります。しかし、子供たちがファミコンなどの非現実的あるいは仮想的空間の中に埋没することによって自然体験や社会体験が不足したり、良好な人間関係を築くことができなくなったり、さらには現実感を喪失したりすることなどは大変心配なことであります。さらに情報化が進み、大きな変貌が予想される社会にあって大切なことは、豊かな心を持ち、互いにいたわり助け合っていく人間関係の育成であり、そのためには知・徳・体の調和のある教育を進めていかなければならないと考えております。 以上です。
○議長(河内保) 10番、
神山栄夫君。
◆10番(
神山栄夫) では質問いたします。 まず、1番の①で、市長の一つの決意を賜りましたけれども、
オンリーワン、ちょっとこれにこだわって申しわけないのですけれども、
オンリーワンとはただ一つと認識していると。今後21世紀に向かい、また市制10周年、30周年、50周年、100周年の礎を築いていく大きなビジョンの
オンリーワン。21世紀に入るわけですから、そういう市長の
オンリーワンを伺いたかったし、今お答えできるのでしたらお答え願いたい。それは1の①です。 それから、飛んで申しわけありませんが、市長のおっしゃっている新しい価値観は、
市民生活の中で心の豊かさ、幸せを実感できる
まちづくりを目指す、その価値観であると私は認識しておる。非常に精神的なおっしゃり方なので私はわかりませんので、ちょっとお聞かせ願いたい。実感できる
まちづくりを目指す。それには
市民生活の中で精神的な豊かさの充実した
まちづくり、私もよくその意味はわかります。しかし、どういうように心の豊かさ、幸せな
まちづくりを目指す価値観。もう少し詳しく教えていただかないと私は理解できません。ある程度ビジョン的なものがありましょうけれども、あくまでもこの価値観の上に立った
まちづくりをやっていくわけですから、今おっしゃったこの具体的な例、もし今お話しできるのなら伺います。 また3問のときにもお話ししますのですが、最後の職員の
行政改革についてです。質問の4番ですけれども、今お話しになったことに少し関連していますので、質問いたします。組織等
検討委員会委員のメンバー構成、5回の検討内容をやったと。今後のスケジュールもありましょうが、その内容、スケジュールがあったら教えていただきたい。退職補充程度の採用ということをおっしゃっていますけれども、
地方分権で今後発生してくるであろう業務について単純に増員していくのか。これを伺います。もう一つ、これはわかるかどうかわかりませんけれども、職員の県内の平均と印西市とではどうなっているのか。どのくらいの差があるか。また、現在まで市の行政機構及び職員数、印西町合併から今までの推移の中でもし抜粋してわかるのでしたら、お答え願います。 あちこち飛んでしまうのでメモしておいていただきたい。1番の②番、平成16年3月31日までという
事業計画、これも見直しと聞いております。この中で去る6月26日に市役所内
関係職員千葉ニュータウン事業見直し検討委員会を設置して、検討を行ったと。それから今回まで6回行った。2カ月半ぐらいで6回もやられたということは、その内容を私どもは聞きたいと思います。殊に事業者の企業庁、公団も同じように
千葉ニュータウン事業計画見直し会、ちょっと名前が違うけれども、内容は同じだと思います。ただ、この件に関して市役所の中のこの委員会と公団、企業庁の計画会、これはその都度一緒になって協議し、今まで6回やられたそうですけれども、その6回もやられた内容、ポイントで結構ですから教えていただきたい。また今後もやられるでしょうから、十分今の件も踏まえて我々議員あるいは市民にわかりやすく応じるように、ひとつお願いしたい。これはお願い。今までの2カ月半で6回やられた。まことに一生懸命やられているなと思います。ただ、市役所の中の
検討委員会だけがやられたとは私は思いませんので、もし事業者とのポイント的な打ち合わせ内容があったら聞かせていただきたい。 それと、ITのことについてちょっとお話しします。今国でも森首相がこの問題を取り上げて、情報化時代が急速に進んできておる。実際この情報社会というものはどんどん進んでいるし、また準備しておかなかったら
地方自治体でもおくれをとって、今からでも審議会等のものをつくって検討していかないと、新しい機器あるいは制度がどんどんでき上がってくる。まだ我々にとっては何か序の口のように感じますけれども、いろいろやることの内容を見ますと、さっき第1問でお話ししたとおり、行政手続の電子化とか各種案内問い合わせの回答、苦情や市民への対応など電子化して、
地方自治体や企業等に高品質で効率的な
サービスを提供できると。各種法律の書面提出が義務づけられている行政に対する申請等、電子化できるようにするための法的なものもつくっておかないと、今から考えておかないと大変なことになるのではないかな。 その中身は、細かく施策の方法とか情報通信立国等の意見もあります。特に先ほど教育長のお話の中に、これは前回も私はお聞きしました。実際印西市の小・中学校もコンピューターが入る。全国もそうやっているわけです。ただ、それをどういうようにするかということの質問が、前回ではまだちょっとはっきり納得のいかない点がございました。たまたま入手した資料の中に館山市教育委員会で出したのが載っておりました。ちょっとかいつまんで言いますと、千葉県の館山市教育委員会市立小・中学校の全児童生徒に電子メールのアドレスを付与。学校の情報化事業を推進すると。テレビ電話会議システムも全校に設置。博物館学芸員らに遠隔授業も可能にするというような記事が載っておりました。 教育委員会が推進する情報化推進事業というのは四つあります。1は、小・中学生にメールアドレスを付与。2番目には、テレビ電話会議システムを全小・中学校へ設置する。これは大変なことだと私も思います。それから3番では、市立図書館の蔵書を学校や家庭からインターネットで検索できる。そういう整備。それから、これは千葉県の有名な里見八犬伝ですが、地元を舞台にした里見八犬伝のテジタル化などである。要するに学校と社会教育施設を有機的に結びつける情報通信ネットワークを総合的に情報化するのが特徴だ。しかも、これも今秋に向けてネットワークの整備を図って、来年の1月1日には21世紀までに全校システムを活用できるようにするという物すごいスピートです。そこまで印西市教育委員会は考えていらっしゃらないと私は思う。印西市は発展途上国でありますけれども、決して他の地域、他の自治体におくれをとっては絶対まずい。先を越すような、先導するような考え方で進めていってほしいと思います。 それぞれいろんなやり方があるわけです。これは館山市の教育委員会の話ですけれども、先日私がテレビを見ておりましたら、三宅島、伊豆諸島で地震があり、噴火もあり、避難もしております。ああいうことも素早く情報化になれば、がけ崩れの起こりそうなところ、河川の増水するような場所に光ファイバーを当てておくわけです。そして常に震動あるいは高低差などが微妙にキャッチできる。それが即行政機関あるいは各家庭にまで随時映像あるいは通知できる。そういうように物すごい技術も発達しますけれども、それを利用する方もきちんと認識あるいは勉強していないとできないこともあります。また、時代がどんどん、どんどん進んでいって、機械に振り回されるような人間性でも大変な問題だ。ですから、あくまでも近代的な一つのネットワークなどができた場合、最後には、教育長のお話あったように人の心、今でさえもパソコンあるいはテレビゲームという機械に熱中して、学校教育というものを非常に考えなくてはいけない時代に来ております。そういうときに、急速に進む時代にどのように対応して……非常に大変だということも先ほどおっしゃっておりましたけれども、これも視野に入れて、先ほど申し上げた館山市の教育委員会そっくりとまでいかなくても、こういうように進んできたときに印西市教育委員会あるいは学校教育に対して、あるいは少子化の問題に対しての問題も本当に山積みになっていると思います。これは私のお話ししたことで、質問ではありません。 とりあえず2問目のお答えをお願いします。
○議長(河内保) ここで休憩したいと思います。11時15分まで休憩します。 休憩 午前10時53分 再開 午前11時15分
○議長(河内保) 再開します。 休憩前に引き続き会議を開きます。 公明党の10番、
神山栄夫議員の再質問の執行部の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
海老原栄)
オンリーワンについての再質問にお答えをいたします。 神山議員がおっしゃることはハード的、形あるものとして印西市が他市町村に誇れるようなものを一つ考えていく必要があるのではないかということだと思います。確かに印西市の特産品や目玉となるような施設ができるにこしたことはありませんが、すぐにできるものでもないと思っております。しかし、おっしゃることはよくわかりますので、常にその辺も意識しながら
まちづくりに取り組み、印西市ならではと言えるものを見つけ出し、つくり上げていきたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 それから、新しい価値観について再質問にお答えをいたします。価値観は一つの考え方でございますし、イメージ的な部分もあるわけでございますが、あえて申し上げるとすれば、例えば道路工事に際しては車のことだけではなく、歩行者のためにバリアフリーを取り入れたり、空間スペースを利用して草花を植え、花や香りを楽しんでいただくとか、
事務事業に何か付加価値をつけるなどし、市民の皆様が心の豊かさ、幸せを実感できる
まちづくりを目指すという考え方でございます。このような考えは、またきめ細かな市政に通じていくものと考えておる次第でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(河内保) 助役。
◎助役(元橋重之) 私の方は、
検討委員会で検討された6回、内容等について、また今後のスケジュールというお話でございましたので、答弁をさせていただきます。
千葉ニュータウン等の事業の見直しにつきましては、昨年度末になるかと思いますけれども、企業庁等から基本的な方針といいますか、需要動向等を踏まえた見直しをしていきたいということがございました。そのようなことでございますので、個別的にどんな考えであるかということも、企業庁の方に今年度に入りまして説明を受けながら、各課の方で意見といいますか考え方の洗い出しをお願いしまして、それをもとに広域施設等の配置、規模、その他の検討を行ってきたところでございます。それにつきまして中間的な報告を取りまとめているところでございますけれども、それにつきましても今後県企業庁並びに公団等から具体的な変更計画等がございましたら、それを踏まえて今後、検討してまいりたいというように考えております。よろしくお願いします。
○議長(河内保) 総務部長。
◎総務部長(斎藤節男) 4の
行政改革についての再質問にお答えをいたします。 最初に、組織等
検討委員会のメンバーについてでございますが、委員には私総務部長、総務課長、財政課長、企画調整課長のほか各部の主管課であります
社会福祉課長、ふれあい推進課長、
都市計画課長に教育委員会事務局の庶務課長が加わりまして、8名で構成をしております。 次に、
検討委員会で検討した内容でございますが、企画政策力を強化するための組織づくりとして企画調整課の
事務事業の見直しを行っております。見直しには企画部門が本来なすべき業務の洗い出しを行いまして、さらに政策担当の部署を企画部門内に設置することにより、機動力のある組織とするものでございます。また、
検討委員会の今後のスケジュールといたしましては、年内中の早い時期に
検討委員会の答申が出せるよう進め、来年度の組織に反映できるようにと考えております。 次に、職員採用につきましては、退職者分を人員補充したり、業務増に対して職員を増員したりするという方法では、増員はあっても減員することはできませんので、
地方分権や今後ますます高まる行政需要に対応していくためには、常に
事務事業の精査を行い、増員を極力抑制した人員管理の徹底を図っていかなければならないと考えております。 次に、県内支部の職員数の平均値でございますが、1,000人当たりの職員数が9.7人となっております。これに対しまして当市の場合は、1,000人当たりの職員数が8.9人となっておりまして、平均より1,000人当たり0.8人少ない値となっております。また、行政機構及び職員数の推移でございますが、昭和29年の町村合併当時につきましては資料がなく、はっきりしたことはわかりませんが、人口は1万7,978人に対しまして、職員数は70人程度ということでございます。その後、
千葉ニュータウン事業の進展により人口が増加し、印西市における入居が始まった昭和59年には、人口が2万356人に対し職員数が286人であり、市制施行した平成8年には、人口が5万9,221人に対し職員数が498人となっております。そして、本年4月には人口が6万1,791人に対しまして、職員数が548人という状況でございます。
○議長(河内保) 10番、
神山栄夫君。
◆10番(
神山栄夫) 市長の
オンリーワン、しつこいようですけれども。
オンリーワンというのはただ一つということで、市長のおっしゃっている精神面といいますか、箱物だとか建物という形ではなくて、非常に楽しい心豊かな
まちづくりをやっていくと。だれもがそう願っているわけで、別に印西市だけがそう思っているわけではありません。殊に市川市の議会報にもありましたけれども、
地方自治体の役割は、
地方自治の自主性及び自立性を高め、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現を図ることを基本理念としております。ですから、一人一人が生活の豊かさを実感できる社会を実現することである。これは市川市の議会報です。似たようなものだと私は思います。ですから、
オンリーワンということに対して私の認識と市長の認識、ちょっと違うかなと思うので、一つお話ししておきたい。 北海道の真ん中辺に夕張市、多分ご存じ、名前は知っているけれども、行ったことはないと思います。戦前、戦中、戦後を初め夕張市は、三井炭鉱汽船という会社で日本有数の無煙炭、煙が出ない、黒いダイヤと言われた。赤いダイヤは小豆でありますけれども。そういうまことに良質な炭鉱であったわけであります。ところが戦後エネルギーの変換で熱エネルギーが石油に取ってかわった。炭鉱事故もありました。私の親戚も亡くなりました。そういう斜陽産業になってきたわけであります。当時何万人もいた関係者、従業員が閉山されていなくなって、まことに寂しい市になったわけであります。私も小さいときに行ったことがありますけれども、あそこでとれるカボチャとかトウモロコシ、バレイショ、トマト、メロン。60年前までもうまかった。私は覚えています。今でも男爵あるいは夕張メロン、トウキビ、マサカリカボチャも今言いましたけれども、そういうものが全国的に知れ渡った。土地柄といいますか、土質、気候にも違いがありますけれども、品質の向上のためにどれだけ石炭から、斜陽産業から立ち直るかと。いわゆる
オンリーワンの改造、北海道庁、市、農業試験場、市民、諸団体が一生懸命に研究、開発、改良して今日になったと聞いております。場所は違っても、札幌の羊ケ丘牧場でトウモロコシを食ったら、ほかのトウモロコシは食えない。 総体的に北海道というのは土質がいいのですけれども、炭鉱の廃坑の跡、ほとんど荒れ地です。そこにああいう夕張メロンという名前が全国にわたるようなものを開発、研究、改良してきた。あのままでいってしまったら、廃坑になった炭鉱がつぶれたで終わってしまうわけであります。先ほど私が申し上げたとおり、
オンリーワンというのはただ一つだよ、その認識がちょっと私と市長が違うのです。今ではなくて、もちろん夕張も一、二年でなったわけではありません。市制満10周年、30周年、50周年、100周年の、ちょうど今21世紀のスタートになるときに、市長のそういうお考えが欲しいし、
オンリーワンという言葉を聞いた以上はもうちょっと確認しておきたい。 前に定例会で新政会の勝田議員もおっしゃった道の駅とか森林公園、展望塔などの事例も出して、これも一つの
オンリーワンになるのではないかという質問も多々出ておりました。だんだんその質問から時間がたちますと、ほかでもどんどんやってくるわけです。そうすると余り珍しくなくなってくる。千葉県だより、お読みになった方もあると思いますけれども、「ちょっと休んでいきませんか」という題字で、千葉の道の駅、千葉県の道の駅です。夏休みで家族みんなで車を長時間運転して行くときに、道の駅で一休みしていこうかというような感じでありますが、一般道路の休憩所という意味も含めております。高速道路のパーキングエリア、
サービスエリアのような休憩施設が一般道路にもあったらいいな、そんな考えから生まれたのが道の駅。地元市町村が県や国の支援を受け……ここはちょっと研究しなくてはいけない、地元市町村が県や国の支援を受けつくった施設が7カ所。24時間利用できる駐車場、休憩所、トイレ、電話などを備えたお休み所として、また地域の文化、歴史、観光スポット、味覚や道路情報などを得る交通の場として多くの方に利用されております。さっき申し上げましたけれども、平成11年8月現在、去年の8月現在、建設省に登録されている道の駅とは全国で551カ所、千葉県では七つ。写真も入っていますので見ますと、それぞれ地域の特性の出ているような建物あるいは施設をつくっているのです。 私も常に思いますけれども、定例会で質問して提案しても、どうなってしまうのかなということが最後がわからない。検討しているということで終わってしまっていれば。一生懸命調べてきてお話しするこちらの熱意が足りないのか、あるいは予算が必ずつきまとってきますので、そういう面もあるのかな。これは地元の市町村が県や国の支援を受けてとあるのだから、単独でやっているわけではありません。そういう予算面のことに関してはいろいろと研究していけば、幾らでもやる方法があるわけです。前も申し上げたPFI方式で古川市立病院を補正予算で1,156万円を計上してつくった。民間の資力を活用してつくれるのです。印西市はどこにそういうものをやっていけるか、あるいはやっているところを印西市がかわってやっていけるか。そういうことも大いに研究して……私が質問したときは大いに研究していくというような話をしましたけれども、その後どうなっているのだかちょっと私はわかりません。結果的に今までのあらゆる質問の中の提案したものをもう一回総ざらいして、これはもう無理と、あるいはこれは検討、勉強していきたいと、これはやっていきたいというようなもの。何のためにこの本会議でお話ししているのだか、非常に疑問を持つことが多々あります。
千葉ニュータウン事業の見直しの方針ということで、後でまた伊藤議員から質問もあるかと思いますけれども、この
ニュータウンの見直しについて、企業庁と整備公団、こちらの方の見直しと同じだと思います。一緒にやっているのですから、まるっきりと違っていると思いませんけれども、この中で見直すべき主要な事項として、特定業務施設用地については現下の厳しい立地環境を踏まえて、需要見通しと配置について再検討を行うとあるのです。これは何を意味しているのか。極端に言えば特定業務施設用地といえば松崎工業団地を指しているのか、あるいは
千葉ニュータウン駅近辺を指しているのかどうかわかりませんけれども、こういう重大な問題が検討すべき、見直しすべき事項に入っていれば、何らかの情報あるいは検討会が開かれたのかな。そういうことを私たちは非常に疑問に思うというよりも、知りたいわけです。しかもスケジュールでは、平成11年度には人口、
戸数フレームの設定、
千葉ニュータウン事業計画の見直し、12年度
基本計画作成、関係機関協議、13年度
都市計画変更、基本設計、14年度
事業計画変更、執行計画変更。私たち印西市に住んでいる人たちは、再三言っているし聞かれていると思いますけれども、ここにこういう計画がありますということで私たちも引っ越してきたし、地元の方も土地提供あるいは希望を持っていたわけです。当初から見れば面積的にも、最初は2,912ヘクタール、計画では1,933ヘクタール。それで19万4,000人、戸数5万220戸、
事業計画執行期間平成15年度まで。先ほど申し上げたとおり変更。こういう事業費を約1兆3,800億円もかける予定でつくったこの
ニュータウンを、今まで企業庁、公団の事業者の言いなりという意見もありましたけれども、6月から6回もいろいろ検討あるいは話し合いをされたそうであります、たった2カ月半で。このようなことを私たちが知らない。議会で言えば答えるではなくて、例えばくだらないということはないでしょうけれども、6回のうち何回かは我々に対して説明会、あるいは住民に対して説明会というものを持たないとまことに不安。 しかも市長が
オンリーワンと言ったって、豊かな心と楽しいまちをつくる。私はまことに漠然としていると思う。印西市だけがそういっているのなら別だけれども。今夕張市の話もしたし、議会も行政も宇都宮市のろまんちっく村に視察に行ってきました。市制100周年を目指して宇都宮市が地権者と協力してああいう農林公園といいますか、地元の人もそこで働ける、あるいはステーキハウス、地ビール、あるいは広大な温室。皆さん見て、食べてきたのだからよくわかると思いますけれども。参考にするということは、これから何かそのことをやることに対して大いに有効になっていくわけで、ただ見物しているのでは観光みたいなものです。そのとき多分
海老原市長も行かれたと思いますけれども、何か絞り込みが足りないような気が私はします。今までの政治から見れば、無難な余り失敗をしない保守的な感じを持つのが行政でしょうけれども、私たちは市民のかわりに新しいアイデアあるいは、こうやってほしいと言うわけです。本会議は一問一答制ではありませんから、どう考えていらっしゃるのかまことに不安というよりも情けない。今言ったようなものが一つの例となります。この返事をこれから考えていくかどうか、市長にお伺いしたい。 それから、
オンリーワンは今までのとおりのお答えでしたら結構ですけれども、何か考えていらっしゃるか。平成10年度の議会においてコスモス道路の件でいろいろ話が出たとき、たしか市長は何かニュアンス的にひとつ考えて、後ほどというような話をされたのがあります。私はそれは道の駅かななんて思っておりましたけれども、その後さっぱりそういう話も出てこない。ですから市長の
オンリーワンと価値観、どうもちょっと私納得できないのです。価値観はそれぞれみんな違います。みんな思想も違って、あるいは考え方も違う、哲学も違うかもしれない。だけれども、ここの6万2,000人近い住民の首長なのですから、変な価値観を持たれては困ります。通俗的に皆同じというような考え方でもまずいけれども、強いことを言って申しわけないけれども、2期目に入った海老原市政をどうしてもここのところで強烈に……あっという間に4年終わってしまったではなくて、ひとつすごいビジョンあるいは、大ぶろしきかもしれないけれども、そういうようなことまで聞かせてもらうと、どうなったのかなと楽しい気持ちにもなる。大ぶろしき広げっ放しではどうにもならないですけれども、幾らでもサポートする議員あるいは市民もおるわけですから、その辺をもう一回伺いたいと思います。 それともう一つだけ、
行政改革、
地方分権ももちろん絡まっておりますけれども、印西市が合併して……先ほど総務部長から聞かせていただきました。その数がどういうように推移したかも教えてもらいましたけれども、実際職員数の疑問を持っているのは、何万人の人口は何人の職員がというような規制がない。そうするとなると、いろんな課がある。部制になったのもごく最近です。今中央省庁でも22省を12省、要するに統合しているわけです。合同庁舎に引っ越している。それも長い先ではなくて今やっているのです。そういうことを国でもやっていて、私たちのこの印西市の行政の職員数。私は減らせばいいと言っているわけではない。課なり課をもっとまとめて、わかりやすく、しかもそこへ行けばみんなが連携してできるというような。名前自体もちょっとわかりにくいところがある。もう少し精査して、優秀な人を育てていくためにはきちんとした体制をとってほしい。市町村合併なんていうことも騒がれていますので、そこら辺まで考える必要はもちろんないですけれども。 職員数、合併のときはもちろん70名ぐらいで、人口も1万7,000。1万7,000で70名というのも、私これでやっていたのかなというような気もしますけれども、昭和59年の
千葉ニュータウン入居開始で課数が20。その前の37年では9のうち5課1室3局、人口約1,000人に対して5.4。それで昭和59年、22年後人口は6,000人しかふえてなかった。昭和37年は1万7,190。その22年後、6,000人ふえて2万3,000人。そのときには将来を見込んでこれだけの職員数、286人にふえてしまったのでしょうけれども、1,000人に対して14人。こういうものも少し研究して、昔どうやったかではなくて、どうやってその課が生まれたか、そういう部課ができたか。その辺よかったのか悪かったのか。今いいと思っていらっしゃるのではないかなと私は思います。でも、ご存じのとおりこれだけ人口が伸び悩んでいるし、庁舎ももっと真ん中に持っていくための資金の積み立てとかいろいろやっていますけれども、これもある程度方向性をね。事業見直しとさっきも公団、企業庁、印西市内の職員の方たちも13名の構成でやっていらっしゃる。足元についた行政の中をもう少し濃縮、減らすということではなくて、うまく統合してやっていけると思います。一部の担当課から1人ずつ出てやっていらっしゃるみたいだけれども、印西市とよく似た土地柄、そっくりということはないけれども、人口、交通アクセス、そんなところをどんどん視察してもらって、そのところの行政がどういうようにやっているかうんと勉強してもらいたいと思うのです。暇はないというと話にならないけれども、とにかく
オンリーワン。 私は今回だけではない。
オンリーワン、すなわち目玉です。片目ではだめだけれども。夕張と言ったら、ああ、夕張メロンね。行ったことはないけれども、おいしい。印西市、ああ、印西メロンね。そうなるか私はわかりませんけれども、そういう目玉を……市長はまだ在籍中に……これ市民は望んでいます。わけがわからないうちにどんどんUターンして東京へ帰ってしまう。人口が減っていく。私の上なんか引っ越して、もう1年近く入っていない。これは公団の責任といえばそうかもしれないけれども、さっき市長がおっしゃった心豊かに一番楽しいまちにするには……何も公団の建物がいいか悪いかということで住んでいるわけではない。緑豊か、それは必要です。緑豊かな地とか畑とか。東京から来ればほっとします。だけれども、それが目玉。ほかの市だって目玉。それだったら同じことです。何か一つつくったらどうかというようにとられると困りますけれども、市長のおっしゃる心豊かな一番のまちをつくるには、やはり教育もあり文化もあり、それぞれ人間がつくっていくものが土壌にないと、そんな簡単につくってしまってという時代でないということもおっしゃっているし、私もそれはわかります。これからでも遅くない。市長の
オンリーワン。その辺の気構えでも結構ですから、伺って終わります。
○議長(河内保) 市長。
◎市長(
海老原栄) それでは、神山議員の質問にお答えを申し上げます。 今
オンリーワンについていろいろ各地域的なお話がありました。市川を例にとってみたり、夕張市の黒いダイヤと言われた、夕張メロン等もお話も出ましたけれども、非常に夕張メロンは有名でございまして、日本全国宅急便やなんかで郵送されてくるのをよく見ていますし、食べたこともございますし、相当名が売れておるようでございます。印西市も何か一つの目玉がなければいかぬということで、いろいろ今まで前市長もやっておられたわけですけれども、
ニュータウンがもう少し活気づいてあればいいですけれども、バブルの崩壊後非常に景気が低迷しておりますし、入居される方もなくなってきたと。また、鉄道の運賃の問題等で出ていく方、高校の問題もあるし、なかなか思ったようにはいかないというのが現状でございます。 見直し路線も話が今出たのですけれども、私どもも
ニュータウンについては非常に考えておるところでございます。私ども土地の提供者といたしましても、神山議員のおっしゃるとおり、神山議員もここの土地がいいと思ってお住みになられてきたわけですから、この土地の発展を願っておるのは当然でございます。私も印西市で何か特産物ということで考えておるわけですけれども、農地が
ニュータウンにほとんど持っていかれたということで、単作地帯の田んぼ等ではいろんなものをつくっておられますが、
ニュータウンの中に残されました団地的な原地区の中でつくっておりますのは、昔は船尾スイカということで神田市場を非常ににぎわせた時期もございます。そういうことで、今何をしたらいいかということについては大変難しい話です。議員のおっしゃっているものもよくわかるのですけれども、どうしたらいいかということになりますと、生産者がついてこないとできないような状態であり、
ニュータウンの中におきましても現在つくった品物が直に売れるところが2カ所ございます。そこで皆さん方、自分の品物を自慢して売っておるわけですけれども、非常に人気があっていいということであります。 道の駅の話も先ほど出ました、コスモス道路の問題。これは県道としての役割で県にお願いしてつくる話はできておるのですけれども、やっぱり資金の関係でなかなか、はいというわけにまいりません。土地の買収は大分進んでおりますけれども、なかなかちょっとそこまでまいりません。その中を通します道路に道の駅とかそういう話が最初に出た。県道でつくるという話になったものですから、そこへコスモス道路を通して道の駅をつくろうという話になったわけでございますけれども、非常に現在おくれておりまして、まことに申しわけなく思っているわけです。これも資金繰りの関係だと思いますけれども、県はもう少し待ってくれということで少しずつ買収をしておるところでございますので、もう少しの間お時間をいただきたいと思います。 神山議員のおっしゃるように発想の転換の必要性を述べられておるものと認識をいたしましたけれども、議員の提言等が実現できるようにひとつ努力をいたしたいと思っております。印西市ならではというものを見つけ出し、つくり上げていきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(河内保) ここで休憩したいと思います。午後1時30分まで休憩します。 休憩 午前11時54分 再開 午後1時30分
○議長(河内保) それでは会議を開きます。 会派代表者の質問を行います。 新政会の発言を許します。
申し合わせ時間は110分です。 9番、伊藤博信君。 〔9番、登壇〕
◆9番(伊藤博信) 会派新政会を代表しまして、
代表質問を行います。質問者、9番、伊藤博信。 市長におかれましては、実績、経験、そして新たな政策を掲げ、皆さんに圧倒的に支持され、2期目の重責を担うことになりました。私は去る8月4日の臨時議会で市長の
施政方針演説の中で記憶に残った言葉、「21世紀は
地方分権のもと新しい価値観を持ち、大胆できめ細かい市政の運営をしていかねばならないと考えている。従来の画一的な
まちづくりではなく、より一層
オンリーワンの
街づくりに取り組んでいく必要があると認識、新世紀にふさわしい新たな印西の時代を実現するため10ケ年の
基本計画の策定、その遂行に全力を投入することが市長の責務である。」と力強い
施政方針演説がございました。 印西市の抱えている諸問題、交通、都市整備、産業、福祉及び教育・文化、取り組み方、今後乗り越えていかねばならぬ課題はたくさんあると思いますが、私は、都市整備の問題の中で、市長は「みんなの声を生かし、
千葉ニュータウン事業の見直しにあたっては、企業庁や都市基盤整備公団に市の意向を明確に提示し、反映させたい。」と言っておりますが、市の意向をどのように明確に確立し反映させるのか、具体的に取り組んでいく姿勢についてお伺いいたします。 2.2期目、市長は、印西地区環境整備事業組合の管理者も務めております。(仮称)平岡自然公園建設に向けての具体的なスケジュール、また、現在抱えている問題点についてお伺いいたします。 3.21世紀の
地方自治の主要課題のテーマは、少子高齢化に伴う福祉対策あるいは雇用対策、景気対策、そして何と言っても一番の関心事は環境対策であろうと思います。中でもゴミ問題は我々が生活していくうえで避けては通れないことであり、一日も早く抜本的解決策を出来るだけ早く見つけ出す必要があろうかと思います。 去る5月29日、印西地区環境整備事業組合において、印西地区ゴミ処理
基本計画及び印西クリーンセンター高煙突化について、あくまでも案として説明がありました。
千葉ニュータウン事業の再度の見直しと印西クリーンセンターの焼却炉の更新、また、高煙突化についてどのような見解をお持ちかお伺いいたします。 以上。
○議長(河内保) 市長。 〔市長、登壇〕
◎市長(
海老原栄) それでは、新政会、伊藤議員の
代表質問にお答えをいたします。 1の
ニュータウン事業の見直しに当たって、市の意向をどのように明確に確立、反映させるのかの質問についてお答えを申し上げます。
千葉ニュータウン事業は、ご承知のとおり昭和30年代後半から高度経済成長に伴う人口増加を計画的に受け入れるとともに、北総地域の中核となる都市の建設を目指して計画されましたが、既に30年を経過しており、その入居戸数はおおむね計画の50%にとどまっております。近年の宅地開発事業をめぐる社会経済情勢の変化、都心回帰現象並びに少子高齢化の進展により入居促進が図られておりません。そのような中で
ニュータウンでの住宅宅地に対するニーズはますます多様化、高度化する一方で、低価格指向となっており、地域間競争という側面も強くなってきております。このため新たな視点からの魅力づけを行い、事業動向に見合った現実的な見直しを行うことにより、入居促進、企業立地促進による事業の早期完成を図っていかなければならないと考えております。 そこで、去る6月市役所内の
関係職員で
千葉ニュータウン事業見直し検討会を設置して、
新住事業者に対し市の意向を明確に提示し、反映させるべく検討を行っておるところでございます。なお、今回の見直しにより
千葉ニュータウン事業の促進につながり、早期熟成、早期完成が図られることを願っておる次第でございます。 2の(仮称)平岡自然公園建設に向けての具体的なスケジュール及び現在抱えている問題点についてお答えをいたします。平岡自然公園の建設につきましては、現在千葉県企業庁におきまして、
千葉ニュータウン事業の計画人口の変更と用地買収が終了したことにより、今年度をめどに
基本計画の見直し作業を進めているところでございます。また、具体的なスケジュールにつきましては、
基本計画の見直しの中で固めたいと回答を得ております。 次に、現在抱えている問題点についてでございますが、1といたしまして、財政状況の悪化により資金調達が困難な状況であること。2といたしまして、平岡自然公園へ接続する関連道路3路線の費用負担の問題。3といたしまして、開発行為の許可を得るための条件整備が問題となっております。市といたしましても、早期完成に向けて関係機関に働きかけ努力してまいりたいと考えております。 3のクリーンセンターの焼却炉の更新及び高煙突化についてお答えをいたします。印西クリーンセンターの焼却炉の更新につきましては、ごみ処理
基本計画において将来人口及びごみ量を推計し、印西クリーンセンター1号焼却炉、2号焼却炉の更新を検討した結果、計画設計期間を踏まえまして、更新時期を平成17年度から平成20年度の間で進めることとし、また粗大ごみ処理施設及び3号焼却炉につきましても、順次更新するとのことでございます。印西クリーンセンターの高煙突化につきましては、印西クリーンセンター周辺の環境影響評価の結果、高煙突化せざるを得ない状況とのことでありますので、ごみ処理
基本計画の中で並行して検討を進め、高煙突化の時期を印西クリーンセンター1号焼却炉、2号焼却炉の更新時期と同じく平成17年度から平成20年度にあわせて実施する計画としたとの回答を得ております。 なお、更新等に当たりましては、構成市町村の厳しい財政事情のため、
補助金等を有効に活用しながら経費削減を図ってまいりたいとのことであり、市といたしましても関係機関と連絡をとりながら経費削減を図られるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(河内保) 9番、伊藤博信君。
◆9番(伊藤博信) それでは再質問させていただきます。 まず、最初の1ですが、
ニュータウン事業もちょうど計画から30年以上経過。これからみんなの声を生かし、
ニュータウン事業の見直しを図り、今後の需要動向に見合った現実的な見直しを図り、入居促進、企業立地促進を図っていきたいとのこと。6月には庁内に
千葉ニュータウン事業見直し検討委員会設置、現在は市の意向を明確に提示し、反映させるべく検討中とのことでございますが、先ほどの公明党神山議員の質問の中で大体は
検討委員会のことは理解しております。ただ、みんなの声を生かすとありますが、私は庁内に設けられた
検討委員会だけで果たして印西市民の声を聞くことができるのか、甚だ疑問に思っております。印西市議会には、皆さんもご承知のとおり
ニュータウン等対策特別委員会、また各種の審議会もございます。21世紀の新しい時代に市民一人一人が豊かな営みの得られる魅力的な都市を建設するためには、もっともっと市民各層から意見を聞いてみるのも必要ではないか。 私はちょうど昭和42年からこの
千葉ニュータウンの造成を見てきました。9月下旬にはジャスコがオープンしますが、
千葉ニュータウンに協力した地権者の方は、いまだできない最後の地権者ビルと申しますか、
ニュータウン中央駅にあります駅前センタービルなのですが、新しい時代の波に洗われてきたようでございます。市ではジャスコと共存共栄が図れるよう都市基盤整備公団、企業庁に要望すると言っておきながら、言ってみればいまだ何らの対策もとられておりません。これから豊かな魅力ある都市をつくっていくためには、やはり
ニュータウン地権者の声も聞いてみる必要がないか。
ニュータウン見直し
検討委員会設置には私は大賛成です。ただ、どうしたらこれからの都市づくりにおいて、住んでよかった、いつまでも住み続けたい印西、魅力ある都市を目指す上で
検討委員会のこれからの進め方、あり方を私は十分検討してみる必要があるのではないかと思います。計画が時代とともに変わるのは仕方がないと思います。住民もアイデアを持っております。市民にも意見を言う機会を設けてはどうかと思います。 次に、2番の②の平岡公園の件なのでございますが、私は現在(仮称)平岡自然公園等建設対策特別委員長を仰せつかっております。議会事務局あるいは生活環境課、印西地区環境整備組合に2回目の(仮称)平岡自然公園等建設対策特別委員会を開催したく、現在までの状況、これからの建設に向けての進め方、何回となく様子も見、伺っております。その都度答えは前回の説明したとおり。土地買収が全面買収とは言わずとも、事業に支障のないところまで買収できた。それ以後のことは現在のところ何も進んでないと言われました。回答からして私は、本当に市民が一日も早い完成を待ち望んでいる火葬場、斎場、墓地、還元施設、本当にやる気があるのか疑いました。私たちの議会に設けられました(仮称)平岡自然公園建設対策特別委員会の設立趣旨は、火葬場、斎場、墓地等は印西市にとって不可欠の施設であり、市議会としても深く認識して特別委員会を設置しています。これから予想される地域住民対策、あるいは財政負担等、調査研究するために特別委員会は設けられています。私は市長も恐らく
まちづくりにおいて、目下当面する最重要課題であると認識しておると思います。 今の回答からして、
千葉ニュータウン事業の計画人口の減少、あるいは施設規模の適正化、施設の配置計画、今年度末までに
基本計画の見直し作業を進めたいとのことであるが、もうこれらはとっくに言われてきておることです。平成9年7月に全員協議会の場で概要が説明されております。8年度には地形測量及び地質調査終了、9年度には開発行為許可にかかわる関係機関との協議及び申請、目途として平成13年から14年ごろには一部供用開始できるであろうと言われておりました。買収が本年3月近くまでかかったとはいえ、私たち新政会は一日も早い完成を望み、市民の声を束ねて今までお伝えし、その対応策を伺ってきておると思います。具体的スケジュールはこれからの
基本計画の中で固めたい旨の回答でしたが、私は思うに、やはりこれは費用負担をめぐる時間稼ぎ、企業庁の資金調達が今のところ大変困難をきわめている状況。金がないからできない。確かに金がなければできない。当たり前のことなのですが、やはりなせばなる何事も、ならぬは人のなさぬなりけりと言われます。金がないからできないのではなく、どうしたらないない尽くしの中で市民が一日も早い完成を待ち望んでいる火葬場、斎場ができるか、知恵を出して考えてみなければならないときではないでしょうか。 私は第一歩は地元対策で、道路、排水問題を解決すること。私たち新政会は、11年3月第1回定例会、6月第2回定例会、鈴木代表の
代表質問で、また12年3月第1回定例会で瀧田議員が平岡自然公園の現状、今後の課題、また平岡自然公園の交通アクセスについて聞いております。新政会
代表質問で聞いている排水問題、現在どこまで話し合われているのでしょうか。2点として、平岡自然公園へ接続する関連道路3路線の費用負担の問題、もっと具体的に説明願いたいと思います。3として、開発行為の許可を得るための条件整備とあるが、道路、排水問題のほかに何があるのか。あれば具体的にご説明願いたい。 また、私は助役に一言お尋ねいたします。将来北総の中核の都市として位置づけられ、開発が進められている印西市ですが、30年余りたっても火葬場一つつくれない現実。助役として千葉県から回り、どうしたら平岡自然公園建設に向けて助役として何か力添えできることがないか。ひとつ忌憚のないい意見をお願いいたします。 それから、クリーンセンターと高煙突化についてですが、皆様の手元に配られました参考資料なのですが、議長に了解を求めて皆様にお配りさせていただいております。少し簡単に補足説明いたしますと、最初、1ページ、人口、ごみ量等の増加率ということで、平成10年度は人口が15万6,029人、恐らく25年のごろでは20万4,600人ぐらい、増加率が31%。出る1日のごみが10年度が大体774グラム、25年度になると少しふえまして1,017グラム。ごみの発生量が、今現在10年度は160トン、25年度になると295トンぐらいになるだろう。資源化率、これが今も質問しておりますが、今10年度が19.2%で、25年になってもやっぱり20%。ほとんど変わらない。ごみ搬入量は見てのとおり動いてきます。あと市町村別人口で、今の10年度が15万で、25年度になっても大体印西市も8万、
基本計画のこの前のあれだとすると8万4,000ぐらいになりますから、大体この8万が今考えられる線ではないか。白井町、本埜村入れて大体20万5,000人ぐらいを25年ごろには迎えるのではないかということ。 あと印西クリーンセンターの焼却炉等の更新時期及び更新方法、これは一応いろいろな案がございまして、あくまでもこれは案の話なのですが、1・2号炉更新及び高煙突化ということで、やはり調査設計期間は14年、15、16年までございます。13年から言いますと4年間あります。それで建設工事が17年ごろ着工して20年。不燃、粗大ごみ処理施設も、大体調査期間まで入れるとこれはずっと先の方で、19年、20年。建設工事の方になると21年ごろからということです。それから、3号炉更新工事というのは、これは20年ごろまでずっとございます。22年度までです。建設工事が22年過ぎてからのあれですから、23年ごろから。撤去工事がやはり26年。 その次のページなのですが、これは印西クリーンセンターの焼却炉等の更新時期及び更新方法についての検討の経緯なのですが、1号炉、2号炉、3号炉。ただ、今1号炉、2号炉は100トンとなっているが、これは現実には75トンぐらいしか焼却はできないそうです。3号炉は現在100トンで、これを見てもやはり25年にはもう全部いっぱいになってしまうということ。ただ、このときに焼却炉には定期点検があるので、どうしても予備炉が多少は必要であるということも書いてあると思います。それであと1・2号炉更新時期の検討、これは早期更新案とか標準案、更新延長案、見ていただければ大体わかると思いますが、標準案で検討しているのがダイオキシン対策工事終了までに更新施設の計画、設計等を経て工事に着工する案であり、工程的及び更新時に発生するごみ量から見て3案の中で最も望ましいという標準案を示されております。 更新方法の決定では、一番ここにあるのは撤去更新案、1・2号炉のみを現在の場所で更新という場合に、処理できない余剰ごみが発生。年間最大9,000トン。溶融施設の建設はここでは不可能となっています。これから先、また違う検討課題ですので、溶融施設の建設は不可能ということをちょっと考えてみてください。あとは新設更新案で、1・2号炉のみをテニスコート側に更新では、
都市計画法上建設不可能ということ。そのときに高煙突化のことも、これから後も随時出てきますが、検討はしておるようです。更新方法の検討は、これはあくまでもみんな案ですから構わないですが、1・2号炉を同時にテニスコート側に更新するとか、新たに用地を取得し1・2号炉を更新する。あるいは白井センター用地に100トンの焼却炉を建設する。段階的な更新、テニスコート側で更新ということで、5案を印西市ではやむを得ない状況との認識を持っているようです。ということは、1・2号炉を平成14年から17年を設計期間、更新工事を平成17年から20年ごろ。3号炉を21年から23年ごろの設計期間で、更新工事を23年から25年。これが今の印西市がやむを得ないと認識しておる計画案のようです。 そして、次のページで印西クリーンセンターの高煙突化検討結果ということでございますが、どんなに煙突を高くしても、確かに高くすればするほどダイオキシンの濃度は低くなりますが、除去することはできないということ。これは後でゆっくり読んでいただければわかると思います。次の環境基準値と環境目標値というのは、また後でゆっくり読んでいただきたいと思います。 最後に、施設更新に伴う事業費、財源内訳及び構成市町村負担金調べ。大変大きな予算を伴うものであるということが、これを見てわかろうかと思います。1・2号炉更新、高煙突化、大体110億円、不燃、粗大ごみ、大体18億円、3号炉更新工事で50億円、撤去工事で10億円、合計188億円。詳しく、構成市町村負担金割れ、印西市が64億円と。それから、財源の内訳で補助金が大体どのくらいもらえる、起債がどのくらい、一般財源はどのくらい。大体これで、この焼却炉を完成させるには188億円の大きなお金がかかるということ。あとは事業費の年度別内訳ですから、これをまとめて大体17年度で言われますと11億円、平成18年度で33億円、19年度44億円、平成10年度は22億円とかかかるようでございます。そして、次のページのあれを見ますと、25年の人口が大体印西市が8万として、総負担額が64億円、それをずっと17、18、19、最終年度払って終わるのには平成40年度で2,700万円。こういうように一応環境整備事業組合から案として、この間の5月29日に私たちに示されました。これから恐らく各市町村長、生活環境課あるいは我々議員にもこれから諮られ、十分検討せねばならぬ問題と思っています。ただ、これが一応案としてこの間見せられたことでございます。 それで、私が質問したいことは、私たち新政会はごみ問題については事あるごとに調査研究をしております。平成11年3月議会の
会派代表質問で、当時ダイオキシン問題が一番騒がれておったときでしたので、会派で所沢市へ視察に行きました。いかにダイオキシンの発生を防げるかということで、燃やす方法から燃やす、溶かす工程を一気に行い、ごみをそのままセラミック化して、資源として有効利用できる画期的な溶融炉の導入も、これからのごみ対策に必要ではないかと提案してございます。新政会ではたまたま川崎製鐵から資料を取り寄せ、今まで研究してまいりました。現在では試験段階から実用段階に移行、私たち新政会のメンバーも川鐵サーモセレクト方式資源リサイクルプラントをこの目で見てまいりました。ちょっと紹介すると、サーモセレクト方式のあれで、千葉は日に3,000トンプラント、もう9月は実証運転開始という大きな記事もございます。それから、空に突き出る煙突が消える。もう高煙突化の時代ではない。煙突は小さな煙突で結構だと。これもございます。廃棄物を100%生かす完全リサイクル社会が動き始めました。もし皆様も検討したいならば、新政会にたくさんの資料がございますので、ぜひおいでになってください。現在は各製鉄所造成メーカーがこの直接溶融炉について、社運をかけて取り組んでおります。印旛村にできた最終処分場、建設費45億円、たった15年くらいしか使えない。現在のところは、この間お聞きしますと、最終処分場も不景気のせいか予想されたよりは埋め立ては少ないそうでございますが、これからまた新たに最終処分場をつくることは大変なことだと思います。10年、20年、30年、50年もたせるためにも、新政会は再度直接溶融炉の導入をこの9月議会で提案したいと思います。 私は現在あるクリーンセンター建設当時から、当時はちょうど石橋町長さんの時代でしたが、時には中央駅圏に焼却場建設ということで、反対の立場から随分反対運動いたしたこともございます。現在のクリーンセンターは小倉台公園の中に計画されておりました。現在のような業務用地などは何ら計画されていなかった。まさか小倉台公園の中に、現在あるような業務ビルは夢にも思わなかった。59メートルの煙突など全然問題にすることはなかった。ただ、燃やす方法をどうするか。乾式にするか、半乾式にするか、湿式にするか。松戸市の湿式の失敗例、船橋市小室の乾式の失敗例から、半乾式になったと記憶しています。また、焼却場が来る心配から、住民の健康診断の要望、また大気中の濃度測定を強く要望し、印西町に聞き入れてもらったことも記憶にございます。 私は現在のように移り変わってセンター用地となり、これから一番の人口集中が予想されます地区に、これからも高煙突化を図り、クリーンセンターを置くことが果たしていいものか大変疑問を持っております。再度の見直しにより人口も大体15万人程度。調査研究機関が十分あるとは申せませんが、今着工せねばならぬ事態ではない。私は新たな用地を取得して、更新すべきものと思います。用地処分率を見ても、印西中央駅圏でたったの15%、印西牧の原駅圏、たった1%しか用地は処分してございません。場所を移して新しく更新することは不可能なことではないと思います。そして現在ある焼却炉をできる限り有効に使って、恐らく予想される平成25年ごろには人口は印西市もやっと8万ぐらいです。我々印西市にとっては空気輸送は荷が重過ぎると思います。黙って安楽死させるべきものと私は思っております。 また、更新期間中に処理し切れないごみが予想されておりますが、私は決して心配は御無用と思います。大きなごみヤードなどをつくって、圧縮して10トントラックで川鐵プラントに置けば、今でも十分川崎製鐵も、試運転から、これからまた金を取って新しい処分をするそうですので、心配ないと思います。夢のような話ですが、もうこのような小さな市町村単位でごみ処理を考える時代はだんだん終わってくるのではないか。2,000町歩もある川崎製鐵のようなところにお願いして処理してもらった方が、かえって何百億円もかけて焼却場をつくるよりも、安上がりの時代が来るかもしれないと私は思っております。 大変いろいろなことを申し上げましたが、新政会では今まで勉強し、つぶさに見てきた成果として、現在示されたごみ処理
基本計画の中で溶融炉の導入、高煙突化は必要なし。新たに用地取得してやってみてはどうかと提案いたします。 以上です。
○議長(河内保) 市長。
◎市長(
海老原栄) それでは、伊藤議員の再質問にお答えをいたします。 1の魅力ある都市をつくっていくためにはということで、
ニュータウン地権者等の声も聞いてみる必要はないかについての再質問にお答えを申し上げます。
千葉ニュータウン事業は着手して既に30年を経過しており、入居や企業立地が思うように進まず、
ニュータウンに協力していただきました地権者の皆様方には大変なご迷惑をおかけしていると思っております。
ニュータウンに協力をしていただいた地権者の方々も、一日でも早く
ニュータウンが熟成し、完成が図られることを願っておると思いますので、今回の
事業計画の見直しにより入居促進が図られ、商業施設及び企業施設の立地が進み、
ニュータウン全体が活気づくことを願っておる次第でございます。 また、市民にも意見を言う機会を設けてはどうかということでございますが、市民を代表する市議会議員の方々で構成する
ニュータウン等対策特別委員会等で見直しについてご説明を申し上げ、その中で要望、意見等を伺い、住んでよかった、いつまでも住みたい印西を目指し、魅力ある都市の実現を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。 それから、先ほどから環境の問題について、高煙突化のいろんな問題等々、ダイオキシンの問題についてのお話がございました。非常に皆さん関心を持っておるところでございまして、次の煙突をつくるかつくらないかの問題についても、いろいろと審議をしてまいったわけですけれども、最初のころは煙突を高くしてくださいというような問題もございました。それはまだ残っておるわけですけれども、先ほども話がありましたように、溶融炉の問題についても今お話が出てまいります。今月の中旬には各市町村長、川崎製鐵へ見学に行くことになっておりますので、これからも十分検討してまいりたいと思っております。 他については、また担当の方から申し上げます。
○議長(河内保) 助役。
◎助役(元橋重之) 私の方から、平岡自然公園の建設に向けて私の考えをということでございますので、答弁させていただきます。 議員からもお話ございましたように、30年経過してつくれないということについてどう考えるかということでございますが、当然そういう必要な施設でございますので、一日も早く構成市町村並びに組合と
新住事業者が一体となって取り組んでもらうことはもちろんでございますけれども、やはりいろいろ費用負担の問題等で膠着状態になっているように聞いておりますし、また
ニュータウンの見直しによってどのぐらいの規模の施設をつくったらいいかということが問題になっているかということも聞いております。また、組合の方で最近、民間活力についていろいろ検討するというお話も聞いております。言われるところのPFIというのですか、そんなことでの民間活力を導入したらどうかというお話も出ております。そんなことについて私も関心を持ちながら、できる範囲のことにつきましていろいろな方面に働きかけをしていきたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長(河内保)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(細谷幹雄) 平岡自然公園に関連をいたしまして、3点ほどご質問がございました。そのことについてお答えしたいと思います。 一つは、平岡自然公園に接します3路線の費用負担について、具体的に説明をということでございますが、都市整備公団、それから企業庁、構成の4市町村及び環境整備事業組合の間で締結をしております(仮称)平岡自然公園の整備に関する協定書の中におきまして、(仮称)平岡自然公園内の施設の建設につきましては、それぞれ分担対象事業となっておるわけでございますが、この平岡地区にあります3路線につきましては、協定書の中の分担対象事業となっていないまま今日まで問題になってきているわけでございます。組合及び市といたしましても、この平岡自然公園内の施設と同じように会社負担、開発者が負担してくれるというようなことで認識をしておりまして、企業庁の見直し作業とあわせまして今後協議を進めていくと聞いております。 もう一点の排水問題についてでございますが、どこまで関係者と話し合われているのかということですが、開発行為の雨水排水処理に関係する五つの団体のうちに、印旛沼土地改良区、手賀沼漁業協同組合、あるいは印旛沼の漁業協同組合については、これまで既に同意を取得しております。残る木下土地改良区及び平岡土地改良事業共同施行について、同意を取得するため現在協議を進めていると聞いております。 次に、もう一点の開発行為の許可で道路、排水問題以外の条件整備とはどんなものかということでございますが、その内容は、建設を予定しておりますところの境界の確定、隣地地権者及び造成協力者の同意、また文化財も一部残っておるわけですが、これらの問題を早期解決できるように組合にも働きかけていきたいと思っております。(仮称)平岡自然公園の建設につきましては、この施設は欠かすことのできない施設でございます。事業主体である組合を初め、関係機関に働きをかけまして一日も早い完成に向けまして努力、推進をしてまいりたいと考えております。 先ほどクリーンセンターの焼却炉の更新と高煙突化については、市長より答弁をいたしましたが、私ども組合の方と協議し、また入手している情報についてお答えをしたいと思います。クリーンセンターの焼却炉の更新につきましては、
新住事業者、組合、構成町村で協議、検討してまいりました結果、2年以内に用地取得、それから住民の合意形成が必要になるということから、またクリーンセンターは3号炉だけの1炉運転となってしまうため、余熱利用、温水センターとか熱供給、これらに支障を来すおそれがあることから、新たに用地取得をし、その炉の更新をすることは非常に難しいということを聞いております。現在では、今の印西クリーンセンターでの炉の更新及び高煙突化をせざるを得ない状況にありまして、計画どおり実施を予定しているところであるということを聞いております。
○議長(河内保) 9番、伊藤博信君。
◆9番(伊藤博信) では再々質問になってしまいます。 最初に、一番最初のあれですが、建設省の事業認可を受けた1969年は、計画面積がちょうど2,912ヘクタール、計画人口が34万人。土地の買収が難航して見直されて計画面積が1,933、計画人口が19万4,000。それを今回は、また人口は15万人と見直す。土地買収や事業費は東京湾アクアライン並みに1兆3,000億円。気の遠くなるような数字ですが、31年たった今でも人口は7万7,000人、前回の見直しで商業施設を町が買うことになるはずのセンター用地処分率も、先ほど申し上げましたが、中央駅周辺で16%、印西牧の原周辺ではたった1%、印西市内には中学校用地でも10カ所、高校用地は3カ所、いまだ教育施設用地として残っているだけ。企業庁、都市整備公団が平成11年秋に見直し
検討委員会を設置しておりますが、その中の事業見直しの基本方針で計画面積は変更しない。
都市計画、
事業計画の決定内容すべてに聖域を設けず、見直しの対象とする。基本方針で人口、戸数のフレームの見直し、また住宅の形式、規模は需要動向を勘案、センター地区にも住宅の導入を検討。学校などの公益施設の配置、規模の見直しも言われております。印西市も12年6月、
ニュータウン事業見直し検討委員会を設置して対処しようとしておるようですが、東京都も多摩
ニュータウン事業から撤退の方向で手を引いていくようですし、千葉県企業庁もこれからどんな方向に進むのか、今は見当もつかない事態になるのではないかと私は心配しております。恐らくこれからは、国の都市基盤整備公団が事業の主体とならざるを得ないと思うのですが、市長はこのような現況下にあって画一的な
まちづくりでない
オンリーワン、先ほど神山議員から出ましたが、
オンリーワンの
まちづくりを
ニュータウン事業者にどのように具体的に市の意向を提示し、反映させるのかお尋ねいたします。 次に、平岡公園の関係なのですが、現在のところ12年度末までの企業庁の見直しの結果が出るまでは、何とも計画のスケジュールそのものが全然進行しない。手も足も出ないというところでしょうか。過日、平岡、成沢、馬場において平岡公園対策協議会が開かれました。そのときの町内会の声として、平岡事業は
ニュータウン事業の一環であるという認識を企業庁は持ってほしい。道路整備や排水路の整備についても、平岡事業の一環であるということをよく認識してもらいたい。町内会としては火葬場はなくても構わない。火葬場だけ先につくり、還元施設を後回しにするようなことがないように。財政状況が悪いのであれば、PFI等の手法を取り入れるなど、どうしたら早期に整備できるか検討すべきではないか。平成14年一部供用開始だったはず。今さら計画の見直しなんて非常に疑問に思う。不安を抱いてしまう。一日も早く完成させてほしい。事業の誘致に関しては、町内会を脱退する者が出たほど、町内会にとっては歴史的な事件にまでなった経緯をよく踏まえ、事業を進めてもらいたい。町内会からの要望である道路整備は、必ずやってほしい。春に事業用地内で火災があったり、マナーのない人たちによる不法投棄が目立つので、事業用地の管理をしっかりしてほしい。平成10年一部供用開始として期待していたのに、残念である。一日も早く事業を完成してほしい。町内会で要望している道路整備を早急に進めてほしい。排水同意についても早期に取得するよう努力してもらいたい。このような要望がなされております。 私が思うに、地元町内会も現在のところ非常に協力的。私はここで管理者である印西市長が骨を折ってもらって、費用負担の問題でもあくまで現在のように企業庁、公団、関係市町村で突っ張り合っているのではなく、一歩でも前進できるように。これはあくまで
ニュータウン事業の一環であるということは私も十分わかるけれども、(仮称)平岡自然公園の設立趣旨は、何回も言うようですが地域住民対策と財政負担等の調査研究です。印西市につくらねばならぬ施設です。財政負担等の問題も可能な限り話し合い、地域住民が泣くことのない配慮すべきものと私は思います。市長に管理者として大変行き詰まった今の状態を打開すべく骨を折ってもらいたいのです。市長に音頭をとってもらわねば、今のこの事態はどうにも解決の方向は見出せないと思います。何とか平岡自然公園建設に向けての市長の決意をいま一度聞きたいと思います。 それから、ごみ問題。確かに私たち新政会で勉強したときのあれで細谷部長の言によれば、なかなか不可能であるということは申しておるようですが、私は決して不可能ではないと思っております。今の中央駅圏に高煙突を立てて、あそこで20年、30年まで焼却炉を置くことが果たして住民にとって本当に幸せなことなのでしょうか。やはりここではまだまだあす着工せねばならない近々の課題ではないのです。まだ十分検討する期間はあると思います。私たちが今溶融炉ということを提案していますが、恐らく2年、3年たったならば、溶融炉でなければ国も補助金は出さないと思います。やはりもう少し私たちの言葉にも耳を傾けて勉強してもらいたいと思います。 ごみ問題は新政会で勉強しても、本当に大変難しい問題を含んでおります。分別収集の強化、ごみ袋の有料化、再資源化、リサイクルが強調されればされるほど、再生費用はかさむばかりで、最後にはやはり納税者の負担がふえるわけでございます。私たちはちょうど御前崎にある元旦ビューティーというガラスの再生工場も見学に行ってまいりました。ガラスを破砕し、れんがあるいはブロックとして舗装やれんがであれしていましたが、これも最後まで需要の面から考えたらどうかなと。行き詰まってしまうのではないかなということもちょっと考えられますが、産業廃棄物、ガラス一つをとっても、今いろいろな面で再利用を考えております。そんな中にあってこれからごみという問題はぐんぐん、ぐんぐん進んでくると思います。 それで、この前板橋議員が、トウモロコシからとった、これから先公害のない話をしたことを記憶しておるのですが、たまたま私もこの間の新聞で、これからは石油からトウロコシの時代。摂氏85度、湿度90%、高温多湿な堆肥の中で数日から3週間で水と二酸化炭素に分解してしまうプラスチック繊維、そんな夢のような粗大の普及に向けて日米の企業が共同で取り組んでいるトウモロコシを原料にした新素材、ポリ乳酸樹脂、PLAと申すそうです。米国の大きな穀物大手カーギルと化学大手ダウケミカルが合弁で原料をつくり、それを日本の繊維メーカーが衣類や農業、産業製品に加工するプロジェクトだそうです。鐘紡の子会社の鐘紡紡繊も、このアメリカ、カーギル・ダウ・ポリマートからこの原料を調達しまして、現在では女性用下着をつくり、それのめども十分ついたそうです。タオルやごみ袋といった日常品から、ポロシャツ、靴下などの衣料品、さらに発泡スチロールにかわる発泡体や園芸用ネット、ポールなど、実に多岐にわたっておるそうです。トウモロコシのでんぷんの原料でつくるのですが、土や堆肥の中に入れればバクテリアの養分というのは水と二酸化炭素に分解され、なくなってしまいます。生分解させず焼却する場合でも、発生する熱量が石油系の半分でダイオキシンなど有毒ガスも出ないそうです。恐らくこのトウモロコシが21世紀は主役になるであろうと言われております。私も同感です。 恐らくこれほど皆さんが環境に関心を持って生活していく上では、これからは公害の出ない、ダイオキシンの出ないすばらしい
自分たちの生活空間をつくるために、西ドイツ並みになるよう祈っていますが、みずから分別収集、ごみの有料化、そういうものをしっかりと子供のころから、親もしっかり勉強していかなければしょうがないですが、子供のころからしつけて、すばらしい社会をつくることが一番大事ではないかと思います。今最初に細谷部長が言ったとおりに、言っては悪いですが、印西市も承知しておるようですが、もう少し高煙突化あるいは場所を変える。大変無理なようですが、大きなお金がかかるのです。20年、30年先に立って後悔のないようにもう少しじっくり検討してみる考えはないかお尋ねします。 それからもう一つ、やはり何の事業でも目途として何年ごろ完成しますよと。私たちは大変困っておりました。平成13年から14年には一部供用開始という9年ごろの概要のお話でしたので、大体年寄りにも十二、十三年ごろまではもってくれよなと言っておったのですが、老体にむち打つ母には何年待ったらそういう施設ができるか。大体目途として……これから私は聞かれますので、その点の検討もお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(河内保) 市長。
◎市長(
海老原栄) それでは、伊藤議員の再々質問にお答えを申し上げます。
オンリーワンの
まちづくりを
ニュータウン事業者にどのように具体的に市の意向を提示し、反映させるかについての再々質問にお答えをいたします。 当市には先人の築いてくれた田園と水や緑など豊かな自然環境があり、また
ニュータウンという人工的につくられる都市がございますので、自然と都市がそれぞれの持つ魅力や個性を十分に生かしつつ、市民と行政がともに考え、ともに働ける
まちづくりを進め、人々の生き生きとした活動や快適な暮らしをはぐくむ、にぎわいとふれあいに満ちた
まちづくりを進めていきたいと思います。
ニュータウンのラーバンと新たな
基本構想でいう自然を生かした
まちづくりは同じ考え方を持っています。これを強く推し進めていただき、ともにどこにもない都市機能を、田園風景をあわせ持った
ニュータウンとして、全国の注目を浴びる
千葉ニュータウンとなるようお願いしてまいりたいと考えております。 また、平岡自然公園の早期完成という決意ですが、可能な限り地元と話し合いを持ち、地元対策を第一にこの問題の解決に取り組みたいと思っております。先ほども話が出ましたように、見直しの関係で今までの経過報告について、3町内会、平岡の地権者、そして馬場町内会、鳴沢町内会の皆さん方との会合を持ちまして、公団、企業庁、そして管理組合と3者が一緒になりまして、皆さんとの話し合い、今までの経過報告についてのお話し合いがございました。その中での問題を皆さんからお聞きしますと、その見直しはいつごろまでに終わるのだというような問題でございますけれども、年度内には必ずやりますと。そういうことで最終的には皆さんに納得をしていただいたものの、ならば、いつ平岡自然公園の施設ができるのだというような話でございます。その結果はまだ申し上げることはできなかったようですけれども、県としても皆さんとの話し合いの中で、一日も早く事業を進めたいという話もしておりました。 その中で3路線の道路の関係につきましては、町とのいろいろな話し合いもございます。地元の地権者との話し合いの中で、市との話し合いによってつくる道路がございます。それは当然市が先にでもやらなければならないわけでございます。それにつきましては、今測量も終わりましたし、あとは排水の問題についてのお話等が幾つか残っておりますけれども、そういう問題も一日も早い話し合いのもとに事業に取りかかっていきたいと考えております。 財政負担の問題についてでございますけれども、前から事業については
ニュータウン事業の一つでございますので、まず市が土地を買ってくれと。あとは私の方で金は出すということであったわけですが、非常に不景気の間に挟まれまして、また買収おくれた関係もありますけれども、非常に今県も苦慮しておるところでございます。そうかといって、いつできるかということになりますと、まだその答えができないわけですけれども、一日も早い着工をこれからも要望してまいりたいと思っております。 あとにつきましては、また担当の方から申し上げます。
○議長(河内保)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(細谷幹雄) ごみ問題、それから焼却炉、高煙突化に関連してのご質問でございますが、このごみ問題、大変重要な問題でございます。じっくり精査してみる考えはないかということでございます。可能な限り関係機関と調査研究を重ねていきたいと考えております。それと、炉の更新ということもあわせてあるわけでございますけれども、可能な限りその検討をしていきたいと、組合の方にも協議をしていきたいと思います。 それと、供用開始でございますが、この供用開始といいますのは(仮称)平岡自然公園のことですが、目標年次を定めておりますのは、第1期工事は平成6年から平成14年の間に、それから第2期工事として平成15年から20年度、第3期が平成21年度から25年度というようなことで整備目標を定めておるわけでございますが、もう既に用地買収で2年延びております。それとまた、この
ニュータウン事業の見直しということで1年延びて、都合3年もうここで確実に延びているわけです。ですので、その間の資金調達といった問題もございますけれども、それを抜きにしても、供用開始が早くても平成17年度ぐらいになるのではないかと思っております。 以上です。 〇
△散会の宣告
○議長(河内保) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会します。 ご苦労さまでした。 散会 午後2時38分...